気象予報士の試験概要
気象予報士とは1994年に新設された国家資格で、気象の予報業務の技術水準を担保する為の国家資格として創設された。試験は学科試験と実務試験の2つに分かれており、現状では合格率5%程度の難関の試験となっている。資格保有者の主な求人先としては民間の予報業務事業所であるが、その他の事業所による気象コンテンツや気象分析の業務等の求人も存在する。
意外と低い?気象予報士の合格率とその謎
気象予報士は国家資格でありながら、年齢や学歴等の受験資格に制限が一切無い為、広く門戸が開かれている国家資格と思いきや、その合格率は驚きの5%以下である(2007年8月度試験結果より)。創設された1994年度の1回目こそ18%という合格率に達したものの、1995年8月度の試験で合格率10%を記録したのを最後に、以降の合格率は下降の一途を辿り、ここ数年は5%〜7%程度に落ち着いてしまっている。新設された当初は経験豊富な者や有知識者がこぞって試験に臨んだ為、高合格率を記録したとも考えられるが、それにしても難関である。また、この合格率の変遷を観察してみると面白い傾向が見て取れるのである。その傾向とは、試験は年に1月と8月の2回行われるのだが、8月より1月の合格率の方が高いのである。8月より1月の試験の方が簡単なのか、それともただの偶然か・・・気象予報士を目指す方は8月よりも1月に試験を受けてみるのも面白いかもしれない。
気象予報士の試験内容って?
気象予報士の試験は学科試験と実技試験の二つに分かれている。そのうち学科試験はさらに一般知識と専門知識の二つに分かれている。一般知識とは大気や降水の仕組み等、いわゆる理科でいうところの地学分野である。これに気象業務法等の法規問題を加えて構成されている。専門知識とは予報に関する知識やその応用による問題である。この二つの学科試験にさらに、図や画像を用いた予想等の実技試験が加わるのであるから、その難しさは想像してあまりある。なお、現在までの最年少合格者は中学二年生(14歳)だというから驚きである。
気象予報士の求人先とは?
気象予報士の求人先として真っ先に思いつくのがテレビ局である。最近はどこのテレビ局の天気予報を見ても、解説している人の名前の上に「気象予報士」の肩書きが入っていることが大半である。とはいえ、年間に数百人の合格者を輩出する国家資格である。テレビ局だけでは求人をまかないきれないのではないだろうか?と思い調べてみると、民間の予報業務許可者(いわゆる民間気象会社)が大手の求人先となっているようである。その他には、一般企業の気象分析部署や気象予報を用いた企業コンサルティングやシンクタンクの様な求人先が見受けられる。それでも難関の試験に加えて求人先も割と難関となっている国家資格の様に感じられた。つまり、国家資格ではあるが、採用資格では無いという厳しい現実が気象予報士という資格には伴うのである。
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